内向型 (Introverted)、直観型 (Intuitive)、思考型 (Thinking)、判断型 (Judging)

INTPは典型的な学者タイプです。行動よりも考えることが好きで、ずっと考えていることが多いですが、その考え方にはちょっとした癖があります。

INTPは知識や情報に対して非常に貪欲で、自分が知りたいことにはお金を出す用意があります。実践よりも理論的なアプローチを好みます。

他の人とのコミュニケーションよりも一歩引いて、独りで考えることを好みます。非常に高い集中力を持ち、何かに没頭することができます。

しかし、INTPは他の人から誤解されることが多く、自身の専門性や知識を駆使して問題を解決することを好みます。

1. INTPの活かし方

INTPは優れた理論家であり、独特な思考を好みます。INTPは問題を深く考察すること自体が大好きです。

何かについて集中して考え続けているうちに、独自のアイディアが思い浮かんだ時に、INTPは態度に出さないけれど、独りでテンションが上がっています。その問題が複雑であればあるほど、解決の糸口が見えなければ見えないほど他のタイプの人は敬遠するかもしれません。しかし、INTPは逆に興奮します。

終わりの見えない命題に対して「考え続けるスイッチ」が発動して、その時にまるで水を得た魚のようになります。

例えば、ある企業からオンラインマーケティングの効果が期待ほど上がっていないとクレームを頂きました。多くの人は、一般的な改修案や既存のマーケティング戦略の見直しなどテンプレート的な提案をするでしょう。

ここでINTPが登場します。

INTPは、その企業のマーケティング戦略の内部を解明して、その原因探求を楽しみます。Webサイトのユーザビリティや顧客データの解析など、他の人が見落としている部分に目を光らせます。

その過程で、特定の顧客セグメントで、あるページの離脱率が高いことに気付くかもしれません。INTPは膨大なデータを基に、ユーザビリティの問題やコンテンツの不足など、その背景にある原因を探求していきます。

このように、INTPの独自の観察力と深い分析スキルは、具体的で効果的な解決策を提供するのに非常に価値があります。

2. 得意なビジネススタイル

INTPは分析と研究に優れ、知識探求を生き様としています。INTPにとって「考える」とは生きることそのものであり、必然的に仕事内容やビジネススタイルも思考を要求されるものになるでしょう。

以下は、INTPに適した職種や仕事の例です。

  1. エキスパート職: 特定の専門知識を提供することで、プロジェクトや問題解決に対するアドバイスを行います。共に問題解決をするよりも、専門家として知識の提供を好みます。
  2. ウェブ開発者/プログラマー: コーディングやプログラム設計に論理的思考と分析力が必要な仕事で力を発揮できます。解決困難な案件であればあるほどINTPは萌えます!燃えます!
  3. シナリオライター: 論理的な文章を書くスキルを活かしてコンテンツを作成します。頭の中で「あーでもない、こーでもない...」と思案を巡らせながら凄いものを作っています
  4. 独立系研究者/学者: 自分の興味や専門知識に基づいて独自の研究をします。独立起業の過程で、一度は大学院などのコースに進み、何かを学ぶことを楽しむINTPは多いでしょう。
  5. 士業:高度な専門知識と論理的思考を必要する職業は全般的に向いています。クライアントの要求が高くなればなるほど、頭を使う機会が増えて、泣きながら喜んでいます(意外とドMです)

INTPの分析力、論理的思考、自立心を活かせる仕事は全般的に楽しめます。個人主義×マイペースですが、ビジネス交流会に参加をするときは、新しいプロジェクトやクライアントに出会い、自身の知的好奇心や考える事への挑戦意欲をひそかに期待しています。

3.ビジネス交流会編

INTPとのコミュニケーション

INTPと効果的にコミュニケーションする方法は、質の高い情報をたくさん与えてあげることです。

  • 知識と好奇心を刺激: INTPは知識欲が旺盛です。人を介して色々な事を教えてもらえると喜びます。交流を通じてたくさんの情報を共有・提供を続けるとINTPは満足してくれます。(情報にめちゃくちゃお金を払うタイプです)
  • 個人的な空間を尊重: INTPは独自の世界があります。ビジネス交流会がビジネスロジック(効率性や仕事の成果)に傾倒するのに対して、INTPはアカデミックロジックを信仰しています。ビジネス的な価値観には染まらないことも理解してあげましょう。
  • 適切なフィードバック: INTPが何かアウトプットをしたときは、必ず具体的×論理的なフィードバックをしてあげて下さい。ダメ出しなフィードバックでも、何か新しいことを学べた!と手ごたえを与えれば、INTPは心のどこかで喜んでいます。

INTPのストレス

INTPがストレスを感じる原因として以下が考えられます:

  • 社交的圧力: INTPは社交的な圧力に弱いです。人間関係そのものがストレスに感じてしまいます。グループからは一歩引いて、部屋の隅から全体を俯瞰したいと思っています。舞台に引き上げるのはご法度です。
  • ルーチンワーク: 以外にもINTPはルーチンワークがストレスです。同じことを繰り返しているうちに、思考が停止することを恐れています。思考を重ねて創造的なアイディアを生み出せる状況を求めています
  • 情緒的な圧力: INTPが思考にエネルギーを注ぐ理由は、感情のコントロールをストレスに感じるからです。すべてを理屈で理解したいし、理詰めで考えたいのです。思考を否定されたらINTPは絶望するでしょう。

ビジネス交流会をやめるとき

INTJがビジネス交流会をやめる理由として以下の点が考えられます:

  • 行動を強制される: INTPは自分のペースで行動することを好みます。自分の興味に基づいて情報収集×思考ワークをします。他人に行動を要請されることはストレスであり、交流会を離れる理由になります。
  • 言い負かされる: INTPは知識と論理的思考を重視しますが、他人から言い負かされることを恐れています。深い思考を好んでも決して弁論が強いわけではありません。議論や討論は見る専門です。
  • 無能のレッテルを張られる: INTPは自分の能力を高く評価しています。よって、他者から無能と見なされることはストレスです。みんなの前で数字を発表する行為はINTPにとって最も避けたいです

自己啓発系、体育会系のビジネス交流会は、INTPにとってストレスかもしれません。同時に、「なぜ人は動かされるのか?」という研究をする場には適しているので、ビジネス交流会自体には興味があり会員となっている人は多いかもしれません。但し、ビジネス交流会のカラーには最も染まらないでしょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA